ケイメイグループ職員行動基準

　平成27年6月にケイメイグループの各事業、施設より選出された24名の職員が集まり、この行動基準の作成に取り掛かりました。各選出職員の想いや多くのアドバイスをグループごとに取り纏め、さらにそれを毎月1回の全体打ち合わせで議論していくという過程を積みあげてきました。約1年という時間を費やしましたが、現時点で皆様に使ってもらえるものを作り上げたと思っています。
　土屋会長から頂いたお言葉にもありますが、昭和55年に「信頼・真心」を全職員で決意された時は、職員数40名程度であったと聞いています。この理念の元で、多くの先輩方が自分の物として現在のケイメイグループを作ってこられました。また、私達も土屋会長をはじめ、時は違うものの同じように御指導を頂き今に至っています。
　現在、ケイメイグループの職員数は1,000名になろうかとしています。ここで一度原点を振り返り、これから先50年のケイメイグループを創ることを考えた時に、改めて理念に基づいた具体的な「行動基準」の必要性を強く感じました。職員数がこれほど多くなると、土屋会長の直接の指導を受ける機会も限られますし、理念が本当に意味するところを全職員が共通に理解することが難しくなるからです。
　約1,000名の職員に「行動基準」が浸透するものとなるためには、具体的な行動で表現され、自分のものとして活用できるものでなければなりません。そのために、私達は「信頼・真心」を再度読み解き、私達の体験に基づいた自らの言葉で構成し、ケイメイグループの職員として誰もが大切にすべきことをすべて網羅して作成しました。
　ケイメイグループは多種の事業を運営していますが、基本理念に違いはありません。この「行動基準」は、これから50年先もますます私達ケイメイグループが発展していくため、また、新しいことにチャレンジするための土台となります。そして、患者さま、利用者さま、お客さま、ご家族・・・・総称してゲストに、さらには職員間でも、行動レベルで互いの信頼の土台となるものと確信しています。
　「行動基準」は、難しいことはひとつもありません。すべてが当たり前のことです。しかし、当たり前のことを当たり前にできるほど強い組織はありませんし、お互いに仲間の行動に信頼を持てればこそ、次のチャレンジもでき、個性も発揮することができます。「行動基準」は、皆さんを縛るものではなく、次の50年へのチャレンジ、一人ひとりの個性の発揮のベースとなるものです。ぜひ、この「行動基準」を皆さんの指針とし、自分のものにして頂きたいと強く願っています。

最後になりましたが、作成にあたりご多忙の中ご指導頂きました皆様、諸先輩、各職員の皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

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